5年生「KKJプロジェクト②」〜総合的な学習編〜

 5年生では、『時津町の産業』をテーマに、総合的な学習を進めています。

目標は、「十年後の未来の時津町のすがたを考え、まちづくり提案書をつくろう!」です。

この壮大なプロジェクトには、学年目標である『KKJ(気づき・考え・実行する)』で主体的に学習を進めていくことが重要です。子どもたちは、これまでに時津町の魅力や産業、そして時津町の課題について学習をしてきました。

 今回は、海の何でも屋さん水中ガイドの中村拓郎氏を講師にお招きして、時津町の水産業、大村湾についてご講話していただきました。中村氏には、先日行われた日本初の試みである「海藻スクール」でも、6年生がお世話になっています。YouTuberでもある中村氏のお話に、子どもたちも終始、前のめりな姿勢で話を聞いていました。講話では、以下のような話がありました。

  • スナメリは。大村湾内で命を繋いできた素晴らしい生き物。
  • 大村湾は汚れていると思われがち。内海で濁りやすいだけで、実はとってもきれいな海。
  • エイやウニなど、海底の掃除屋さんが多くいる。生き物の働きのおかげで海がきれいに。
  • 「かいそう」には、海藻と海草の2種類がある。大村湾に欠かせないとっても大切なもの。
  • 「かいそう」は、生き物の棲家。だから、「かいそう」がないと…
  • 大村湾には、「青潮」「貧酸素」「磯焼け」などの課題がある。

大村湾の神秘的な世界にびっくり!

さまざまな課題を抱えていることも知りました。

子どもたちからの質問コーナー!ききたいことが溢れ出てきます。

YouTubeの銀の盾と相棒のスナメリちゃん

 中村氏の講話を受けて、子どもたちは、「生き物たちの働きによって、大村湾がきれいになっていることを初めて知った。」「もっと大村湾の生き物や水産資源について調べてみたい。」「どうして、磯焼けなどの大村湾の課題が生まれるのだろう。」「どうやったら、大村湾の課題を解決できるのかな。」「自分たちも海藻を育ててみたい。」など、さまざまな新しい気づき・考えをもつことができました。

 子どもたちの心を掴みながら、大村湾について詳しくご講話してくださった中村拓郎さん、本当にありがとうございました。これからも「気づき→考え→実行する」のスパイラルで、総合的な学習を深めていきます。